お気楽、味のほどしらず。

朝昼晩、違う国の料理を食べている摩訶不思議、日本、日本人。

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片口に語らせては

 
285お気楽_片口_佃ほか 酒を酌みながら、独り言。「片口」ってあるけど、両口ってのは、ないのかな~。両口っていうと、名古屋の和菓子屋さんとか、官の継ぎ手くらしか思いつかない。まっいいや」。大分、きこしてしまったのか、呂律が廻らなくなってきた。

そんな折に、NHKの語学番組「トラッドジャパン」の中で、出演者のステュウット・A・ヴァーナムアットキンが「シンメトリーじゃない、へこみ、ひしゃげを良しとする、美?失敗作だと思った」な~んて、初めて、織部焼を見たときの印象を話していた。

確かに、不均衡で、整ったところがない焼き物なんて、西欧では考えもつかないはず。「織部の奇」は、日本という島国の独自性を物語っている。

 

中国から朝鮮を経由してきた陶磁器。もとの中国、朝鮮の焼き物は、均整のとれた(シンメトリー)がほとんど。あえてバランスを崩す、型破りな物の見立ては、`珍`以外の何者でもない。

 

本来、片口は、液体を汲んだり、注ぐ道具だった。これが「酒を酌む」にとどまらず、料理を盛りつける器となり、酒菜を無造作にサクッと置くと、妙に映えるから不思議だ。 でも、そうなると「`口`は、一体何のためなんだ?」って、アットキンさんじゃなくても、思うだろう。それこそ、日本の異質。「用の美」、転じて「様の美」ってもんですね。

 

普段の食卓によく使う三つの口、それぞれにお気に入りの酒菜を。大根の花椒(中国山椒)風味漬けには、京都の「古美術佃」の佃さんから求めた、とぼけた雰囲気が目を引く、黄色がかったコチラを合わせた。「少し時代がある」と、佃さんは言っていた気がするが、いつ頃の物?今度お邪魔したら聞いてみよう。

 

トマトの糠漬けは、西荻窪の「魯山」で一目ぼれした刷毛目に。割り干し大根の中華醤油の炒め煮は、 通りがかりの展示会で買った焼き〆に盛ってみた。 こりゃぁ~、たまりません。酒は、「三井の寿」か「日置桜」の燗がよろしいか。

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