「ウイスキーが、お好きでしょ」 お気楽、味のほどしらず。

朝昼晩、違う国の料理を食べている摩訶不思議、日本、日本人。

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「ウイスキーが、お好きでしょ」

お気楽_開高健ウィスキー210+お気楽_開高健ウィスキー210 「♪ロンラン ビダン シュビラデ  オデーエー エエーオー♪」。御同輩、懐かしいでしょう。思わず口ずさみませんでしたか。「今夜は酒、いや、ウイスキ~ィと、いきやすか」。

このスキャット名は、「人間みな兄弟、夜が来る」。「夜が来る」を加えたのは、“投げ飛ばしの技"を併せ持つ小林亜星。では、「人間みな兄弟」は、誰が?「性欲・食欲・物欲」、人の三欲の難を語り、著し、健啖で雄弁、時に寡黙。「喰う」を身体で表した、大兄と呼ぶに相応しい人、開高健(かいこう・たけし)である。

「輝ける闇」、「夏の闇」を読んだ、自堕落な日々を思い出す(え?今も、その時と変わらない?)。「平和は唱えるもんじゃないぜ」。“小説家”は痛烈に、我が身の「世間知らず、籠の中の鳥、井戸の中の蛙」を知らしめてくれた。

 

「心に通ずる道は胃を通る」。「かくて、我らは今夜も飲む。確かに芸術は永く、人生は短い。しかし、この一杯を飲んでいる時間くらいはある。黄昏に乾杯を!」。「明日世界が滅ぶとも、今日君は林檎の木を植える 」。「無駄をおそれてはいけないし、無駄を軽蔑してはいけない。何が無駄で、何が無駄でないかはわからないんだ。」「悠々として急げ、漂えど沈まず」。旅を学舎とし、釣りをし、酒を酌み、胃の腑を脅し、おびただしい言葉の数々を投げかけ、それらは名言となった。  

 

大兄に捧ぐ。

お気楽_開高健_新しい天体210 

“ 小説家”は、「新しい天体」で、百を超える「呑んだ、食べた」を書き連ねた。そして、こう締めくくっている。「水だよ、水だよ」。浄白(開高語?)そのものだった。ハハ~ン、即応の御仁。飲み喰いの結果、七転八倒を知っている。

「ロマネ ・コンティ 1935年」は、「終わった、もう飲めない」という言葉から、最終ページが始まっている。結末はいかに?よろしければ、書棚を漁るか、「Amazon」にアクセスを!

思えば、開高健が亡くなった日も、マイルスデイビスが亡くなった日も、東京・湯島のバーにいた。あれから20年余り。このカウンターは、今も、あの日と変わらない。「ちょっと、飲んで欲しいのが…」とご主人。仏語らしき文字が書かれたボトルが二本。どちらもMICHEL COUVREURミッシェル・クーブレーと言うおっさんの酒である。

 


お気楽_プレミア_テキーラ210お気楽_プレミアウィスキー210 ひとつは「ヴェリースコットランド”なるスコッチ?」。これは、クーブレ-氏自身がスコットランドで目をつけた原酒を、自ら選んだシェリー樽(この樽を入手すること自体が、凄いこと)に詰め、スコットランドではなく、敢えて、フランスの地下セラーで熟成させた代物。

 

「シェリー樽、フランスの地で眠る」。ジョンブルとエレガンスが香る、酒。酩酊、請合い。

もう一方は「PX」(「ペドロヒメネス/PEDRO XIMENEZ」の略)。これって、何て意味?「シェリー」の系譜のようだが、その文字が見当たらない。

 

ラベル下には、「プロダクト・オブ・スペイン」と小さく記されている。とろり~んとした味わいは、コニャック代わりによし、果物、アイスクリームに落としてもよし。京都は「鍵善」の「葛きり」の黒蜜の代わりにも、塩梅よろしいのでは。(ま、叶うわけもない、か)。 二本とも、くだんの人物が香る、酒。  一献に値する。

 仕上げ酒は、「Don Julio(ドンフリオ) 1942」。テキーラ職人として名高い「Don Julio Gonzalez Estrada(ドン・フリオ・ゴンザレス・エストラーダ)」翁が、醸し出したプレミアム・テキーラ。これは、創業 60周年記念に造られた限定もの。原料のアガベ(竜舌蘭)は、自家農園の上質だけを選別使用。長期の蒸留と熟成がもたらす独特の風味、お上品過ぎといっては“テキーラー嬢”に失礼か。

 

*記事TOP写真2点は、「オーパ!」開高健著 写真・高橋昇 /集英社より

お知らせAjinciとBlletaは、本日5月24日(日)より出張のため、「次の記事の更新」を10日前後後にと考えています。暫く時間があいてしまいますが、今後とも、ご愛顧いただけますようお願いいたします。皆さんと、気軽に楽しく交流できればと願っておりますので、私どもの出張中も、お感じになられたことなどございましたら、是非、コメントをください。心から、お待ちしております。

カイエ様
お訪ね、ありがとうございます。
サヴァランで、森茉莉ときましたか。
日々のご飯のハイカラが記されていたような記憶が。

私が学校を出たての頃、72年から75年頃かしら、「父の帽子」「甘い蜜の部屋」「贅沢貧乏」「私の美の世界」などをもとめています。ああいっった物の見、美の在り様。毛色は違いますが朝吹登美子女史なんぞが醸す、とても贅沢な陰毉を覚えました。確か、「私の美の世界」に「貧乏サヴァラン」は収まっていたのでは。
本棚のどこかに潜んでいるはずですが、見あたるのは、「甘い、、」と「贅沢、、」と「父の帽子」です。

食はマスメディア(人格あり?)が加担、語ると、貧相になる、と思っております。
食の域は極めて個人的、ですね。
多謝 Ajinci

[ 2009/06/02 12:39 ] [ 編集 ]
こんにちは。私のブログにコメントをいただきまして、
ありがとうございました。
「美食家・ブリアサヴァラン」で思い出したのが
森茉莉さんの「貧乏サヴァラン」。
彼女の食べ物についてのおしゃべりが愉しいエッセーです。
ぜひご一読を(あ、でももう読まれましたか?)
[ 2009/06/01 18:05 ] [ 編集 ]
Monta 様
当方こそありがとうございます。

昨日まで、京都で沈没しておりました。
古都。酒=日本酒の不毛が長く、ようやく「できる、酒亭」ができ、毎晩のように
沈潜航海でございました。

Good Barを探す、ダイアン・キートンではありませんが、わざわざ出向く、出向きたくなる酒の店も、殆どありません。

Monta 氏、魚と戯れるとか。羨望の暮らしでございます。
当方は、酒肴に溺れる日々。恥じ入るばかり。

朱夏を過ぎ、白秋の最中で、良い酒だけを酌みたく思っております。

これからも、よろしくお願いいたします。
多謝 Ajinci

[ 2009/05/31 20:19 ] [ 編集 ]
ご訪問ありがとうございます。

爽やかな青春時代も過ぎ、社会人として混沌とした世界に浸っていた環境で、
開高健の言葉は、生きる力、欲というものを刺激してくれました。

WHSKYは大好き。しかし最近では、家族の欲に振り回され、BARでゆっくりWHISKYなんてのもめったになくなりました。その分、山や川でフライフィシングを謳歌してますが。

最近はもっぱら
「この店にかぎらず焼肉屋のタレはミリンが多すぎる。しかもその店備え付けの酒を無理やり飲ませやがる。だから俺はこの店の親爺を手なづけて買収してやったんや。俺の好きな高級ぶどう酒を、持ち込むんだよ。“ロスチャイルド”とか“ロマネコンティ”とかとびきりのヤツで羊の肉を中和するんだ。百八十円の羊の肉も格別の味になる。水虫のにおいのする畳の上でそれを食う。羊の肉という絶対矛盾的自己同一に絶対矛盾的フランスぶどう酒を持ち込んで飲む。こたえられないよ。」開高健

もっぱら、絶対矛盾的九州焼酎を考察しています。

貴ブログ拝見し、たまにはWHISKYを流し込みたくなりました。
[ 2009/05/30 14:28 ] [ 編集 ]
kenko-zoshin様
お訪ねありがとうございます。

昨日から今週末まで旅先です。返信遅れましたこと、お詫びします。

彼の地では、ビール=ビター、エールでしたね。
ただ、地域地域による膨大な種類があります。
私の場合は、面倒くさがりなので「パイン ッ ォッ ギネス」が殆ど。

昨晩もアイリッシュパブで、ギネス。しかも,ハッピーアワー。好好。

輸入酒、とても安く飲めるようになりましたね。
高嶺の華も、手が届く価格はありがたいです。

これからもよろしくお願いします。

多謝 Ajinci




[ 2009/05/26 08:57 ] [ 編集 ]
おはようございます。
「悠々として急げ!」
開高健のこの言葉・・・ホントに心に響きますね。
スコッチもイイですね!
でも、私が英国にいた頃は、スコッチのワンショットが高かったので、もっぱらビター・ビールでした。
懐かしい思い出です。
[ 2009/05/25 09:48 ] [ 編集 ]
黄昏ラガーマン 様
お訪ねありがとうございます。

早くも「PX」の意に遭遇とは、御礼申し上げます。
まちがいありません、葡萄です。そんな事を、湯島の仁が云っておりました。

いつも、酩酊、記憶喪失の繰り返し、ちらりと思い出すこともあるのですが、全容はちょっとが常。そのうち、「入り、お断り」も近いか。

こちらこそ、よろしくお願いいたします。
多謝 Ajinci
[ 2009/05/24 09:18 ] [ 編集 ]
ショチクレ様
当方こそ、ありがとうございます。
黄昏ですか、ああいった風情の吞み屋は、ありませんか。
寿屋さんは、シーンの仕掛けが上手ですね。
学生の頃に「ティーチャーズ」ってのは収まる酒ですね。
九州、沖縄地域は、焼酎が好まれますが、ウイスキー、コニャック、アクアヴィット、ジンなど、みな「火酒」と先人は漢字で表しました。旨い、当て字。

云いスコッチに出会える事を願って。
多謝 Ajinci
[ 2009/05/24 09:04 ] [ 編集 ]
N.kojima 様
重ねての、お訪ねありがとうございます。
勉強に、と云われると恥じ入ります。
酒にはこだわりがありません。酒にまつわる戯れ言は好きですが。

グレンとリベット組は、スコッチの名峰ですね。始まり、に終わる、の酒でしょうか。
旅先で知る、変のひとつ、「なんで日本人は、そんなにアイレイが好きなんだい」
大兄が広めた感のある、「ボウモア」が因かなーと。答えにならないので、「デュアーズ」
を頼んで、言葉を濁すことに。
樽の木。アメリカ、フランスなどのオーク。スペインでシェリーの洗礼、アメリカでブルボン(仏)の洗礼、で、スコットランドへ。酒の前の旅が長ーいい。時間を飲む、ってことですか。

カリブ海一帯は、ラム圏ですね、かのパイレーツも、植民地の支配者も、その奴隷にもラム酒が振る舞われたそうだ。だって、きつーい仕事だもん。栄養なんですね。
余談ですが、(もう十分に余談過多)、パリはサンジェルマン大通り、ODEON近くに、ラム専門のCafe&Barがあります。カリビアンの風は吹きませんが、ラムはコロニアル計画の産物、
の面も有り、が嗅ぎ取れます。
長文×駄文 陳謝 Ajinci


[ 2009/05/24 08:53 ] [ 編集 ]
拙ブログへのご訪問ありがとうございました。
で、さっそくお邪魔しました。今後ともよろしくおねがいいたします。
シェリーの「ペドロヒメネス」というのはたしか葡萄の品種の名前だったと思います。うろ覚えなんで自信ありませんが…
[ 2009/05/24 06:06 ] [ 編集 ]
拙ブログにお越し頂き、ありがとうございました。

「ウィスキーが、お好きでしょ」
あのCMの黄昏感、好きですね~。
ああいう店が本当にあれば、毎日でも行くのですが・・・・。

スコッチ、学生の頃に、確か結城昌治の小説に感化されて、
ティーチャーズを飲んだ切りです。

10年ほど前はバーボン遍歴、
4、5年前から焼酎遍歴ときましたので、
そろそろスコッチを、とも思います。
[ 2009/05/24 00:35 ] [ 編集 ]
スコッチいいですねー。
グレンリュベットのフレンチオークが好きな僕です。

最近最後にのむのは、セントヘレナという
ラムです。ラムとはおもえないすっきりとした酒です。

貴ブログは、勉強になります^^
[ 2009/05/23 23:00 ] [ 編集 ]
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食べているか言ってみたまえ。
君がどんな人であるかを
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