お箸を使わない、蕎麦 お気楽、味のほどしらず。

朝昼晩、違う国の料理を食べている摩訶不思議、日本、日本人。

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お箸を使わない、蕎麦

お気楽_ガレット_クレープ_285X380
パリ・モンパルナスには、10軒を超えるクレープリーが軒を連ねている通りがある。「モンパルナス」駅が、ブルターニュからの上り列車の終着駅のため、この界隈にブルトン(ブルターニュ人)が住み付き、郷土料理であるクレープ専門店が増えたらしい。

ただ、ブルターニュの名産「牡蛎」は、彼らの店では扱わず、牡蛎剥き職人・エカイエは、海のない、山間部のサヴォア地方の出身者ばかり。「出稼ぎ」「勤勉」という共通項を持っているとはいえ、なぜ?ブルーターニュ人は、よほどのおひとよしか?商売っ気がないのか?

モンパルナス大通りには、「ラ・ロトンド」、「ル・ドーム」、「セレクト」などのカフェが並び、狂乱の時代、エコール・ド・パリ(パリ派)の外国人芸術家たちが巣くっていた。それまで暮らしていた、モンマルトルの物価や家賃が高くなり、左岸のモンパルナスに移ってきたためだ。

 

映画「モンパルナスの灯」で描かれたモジリアーニをはじめ、シャガール、ルソー、マティス、そしてピカソ、藤田嗣治など。教科書に出てくる連中のたまり場であり、シャワーのないアトリエ暮らしにとって、カフェのトイレは、体の内外をキレイにしてくれる場でもあったそうな。 そんな血気盛んな連中が、小腹を満たすために、クレープを食べたのか、ガレットを食べたのか知る術はないが、カフェもクレープリーも当時と変わらず、今も賑わっている。

秋刀魚のガレット。

お気楽_ガレット_パリ_アレンジ210お気楽_ガレット_パリ_プレーン210 ブルターニュ地方では、蕎麦粉を使った「クレープ・サラザン」が主流。フランス語で「蕎麦」は、「Sarrasin(サラザン)」。十字軍がフランスに伝えたものらしく、「サラセン人(アラブ系民族)の麦」という意味。クレープは焼いたときにできるこげ模様が、絹からできた薄い織物「クレープ」を連想させることから、その名がついた。

一方、諸説ある中、「クレープ」は小麦粉を使った、お菓子などのデザート。「ガレット」は蕎麦粉を用い、食事として扱わる場合もある。いずれにしても、かつて石で焼いたことから、仏語で小石を意味する「galet(ガレ)」に由来し、丸く薄いモノを指す。

蕎麦=紐状、麺状とは限らない。中央アジア原産と言われる蕎麦の実を挽いて、「面状」に延ばしたものを包丁で切りそろえたものが、江戸期に生まれたいう「蕎麦切り。これを「面倒くさい」とばかりに、略して「蕎麦」としているだけ。有名な中華のシェフが、TV番組などで調理中「”蕎麦”をほぐして入れて…」と、声高に説明をしているけれど、小麦粉を使った中華麺は「蕎麦」ではない。

お気楽_ガレット_サツマイモ_アルティジャーニ210お気楽_ガレット_秋刀魚_アルティジャーニ210 こちらは、以前、当ブログで紹介した、ご近所イタリアン「アルティジャーニ」の「秋刀魚のガレット」。ここでは、内蔵を含め、秋刀魚の全体をいただける。白葡萄酒はもちろん、少し冷やした”赤”でもよし。ときおり、趣向ををかえて、「野菜のガレット」(写真はさつまいも)を仕立てるなど、ご主人が遊んでくれる。

最後は、手前味噌ながら「韓国風ガレット」の紹介(TOP写真)。

隣町の「蕎麦きり さいとう」まで自転車を飛ばし、蕎麦粉を調達。当然、”お蕎麦”をたぐり、ついでに「神亀酒造」の「仙亀」を2度、3度お代わりして、〆には「生酛のどぶ」をいただけば、帰りのペダルも軽い、軽い。

首尾よく手に入った蕎麦粉に塩を加え、適当(テキトウ分量)生地をつくり、一晩寝かしておく。そうすると、ダマがなくなり、適度な粘りも出て、焼きやすくなる。具は、セロリと青葱、パプリカ。そして、生地に倣い、蕎麦のスプラウト。タレは、京都の「李青」で求めた焼肉用を使用。韓国の「淳昌(スンチャン)」産コチュジャンを加え、これまた京都の「千鳥酢」でのばす。ガレットといえば、ブルターニュで生まれたものだけど、蕎麦の力を借りれば、イタリアン、中華にもと、自由自在なお味が楽しめる。

くまこ様
お訊ねありがとうございます。

包む、って便利ですね。中国ではパンは「麺包」と書きます。
もともとのパンは、クレープ状の薄いもの。
発酵菌の発見まで、これがパン。
丸めたり、世界中、食べやすく、美味しくの知恵は一緒ですね。
蕎麦は、とても栄養バランスの良い食材です、ご活用ください。
多謝 Ajinci



> そば粉も世界各国色々なお料理に変身してくれるんですね~
> 日本では茹でるのが一般的ですが、焼いたものも香ばしいですよね
>
> お野菜を包んで手巻きクレープ風、パーティーにも
> ぴったりな見た目も鮮やかな一品ですね
> とっても勉強になりました!!
[ 2009/10/24 18:55 ] [ 編集 ]
そば粉も世界各国色々なお料理に変身してくれるんですね~
日本では茹でるのが一般的ですが、焼いたものも香ばしいですよね

お野菜を包んで手巻きクレープ風、パーティーにも
ぴったりな見た目も鮮やかな一品ですね
とっても勉強になりました!!
[ 2009/10/24 18:07 ] [ 編集 ]
marvelous-days 様
お訪ね、ありがとうございます。
また、なんともmarvelousなお言葉をいただき、いたみいります。

粉を挽く、ことを思いついた先人の知恵。世界中で、粉を加工して主食を作っていますね。
蕎麦を面状にして麺(紐状)に仕立てるのは、朝鮮半島の「冷麺」と、日本の「蕎麦切り」
くらいしか私は知りません。京都の北村美術館側の「李青」を知ってから、ときおり同店を
訪ねています。家でも外でも「焼き肉」はいただかないのですが、今回は、「(タレを)買っ
てみよう」という気に、何故かなったのです。 
ま、それから一週間後、韓式ガレットに使われることにあいなりました。

蕎麦の 遠く、長い旅。なんだか慈しみのような気持ちにさへなります。
大切な人、家族のの為に、せっせとお焼きくださいまし。 なーに、うまく行かないときは、えーいっとばかりにお湯で掻き混ぜれば、「蕎麦掻き」の出来上がりです。心身に効きます。
多謝 Ajinci
[ 2009/10/03 09:45 ] [ 編集 ]
こんばんは(^^).先日はお訪ね有難うございました.
仕事の波ののみこまれアップアップとしておりました.
…うちに,韓流ガレットですか.

うぅーん,脱帽.うちもそば粉を常置しているものの,
一度そば粉クレープに失敗して以来,避けてまいりました.(もっぱらパンとクッキーに使うばかり)
そこに,フランスから飛んで,韓国まで旅したガレットのお話し.帽子を脱ぐしかありません.

試してみようかしらん.そば粉でガレット.
[ 2009/10/02 22:38 ] [ 編集 ]
yukarist 様

良いですね.
インドシナの歴史を思うと、脳天気にはなれないけれど、南国のダラリとユラリの時間はとて
も人的です。 仏人のリゾート地であった、遺産の葡萄酒。少し湿った夜風にも合いそうです。

私には猫語に聞こえる彼の地の言葉も、誘眠の役目を果たしてくれますし。

薄餅(クレープ)は、具とタレ(ソース)を工夫すればいかようにでも、貴女のお好み次第、ってと
ころが良いですね。サンチュやレタスの役割と同じ。

魅力、あるいは魅力的なものは、すべからく罪を内包していますね。
食の欲であるかぎり、個人の領域に納まる(胃の腑?)ので他への派生は少ない、はず。
ここん家の「秋刀魚のがレット」は、口福も併せ持っております。  多謝 Ajinci
[ 2009/10/02 10:10 ] [ 編集 ]
焼き肉のタレはこの韓国風ガレットに、だったのですね!香ばしい香りがここまで漂ってきそうです。

昨夜私はハノイから戻ったのですが、戻さないで、乾燥したままの春巻きの皮を使い、自分で巻きながら食べる春巻き?クレープ?にぞっこんでした。
グラスになみなみ注いでくれるダラットワインとの相性も良く、一人ハノイの街で飲んだくれてしまいました。

それにしても「秋刀魚のガレット」が罪作りな魅力を放ってます。
[ 2009/10/01 17:22 ] [ 編集 ]
Keiton様

ご推察の通り、日本酒で、いけます。
彼の地では、クレープリーでのお決まりの「シードル」です。これを醸造後、蒸
留した「カルヴァドス」なら好みですが、どーもシードルは、酒飲みの私にはいけません。

和&韓式に仕立てて、酸味系の日本酒でやると、とても相性よろしく、ぐびぐびいけます。
Keitonさんがお暮らしの、カルフォルニアのクレープリーの状況はわかりませんが、東京では、ブルターニュ人(本場っぽいでしょう)が営むクレープリーがあります。私は行ったことは
ありませんが。参考の為にURLを。
店名も、「ル・ブルターニュ」ずばりですね。
http://www.le-bretagne.com/j/top.html
カルフォルニアでも、見つかるといいですね。   多謝 Ajinci
[ 2009/10/01 10:06 ] [ 編集 ]
みゃう 様
お訪ねありがとうございます。
そうですね、日本では,小麦粉のクレープが,圧倒的ですからね。
これまでも、幾軒かのお店で、ガレット(蕎麦粉の)品書きをを見たことがあります。
そんな程度ですから、あまり印象に残らなかったのかもしれません。
蕎麦粉があれば、家でも簡単に作れますので、お試しください。

「アルティジャーニ」.。ご近所にありながら、私達の救世主。このお店なくして暮らしがなりたちません。先日も東京からのお客様を昼食に案内して「秋刀魚のガレット」を楽しみました。拙宅でお茶をして、お客様をお送りしたあとも、「行こうか」ってなことで、再び、件のお店で葡萄酒。当然、ガレットもいただきましたよ。他のお店でも、「秋刀魚のガレット」を出していますので、お探しになってみてはいかがでしょう。私達は、ここん家の作り方が好きです。魚をいただいている、って感じがします。埼玉ですけど、近くにお越しの節には是非、お立ち寄りください。  多謝 Ajinci






[ 2009/10/01 09:46 ] [ 編集 ]
驚きました。秋刀魚のガレットなんて
あるんですね。日本酒でも合いそう・・・

ガレットについて勉強になりました。
美味しいガレット屋さんを調べて行ってみますね!
[ 2009/10/01 06:37 ] [ 編集 ]
お久しぶりです^^ガレットって食べたことないかも。
昔、新宿高島屋の靴売り場の奥にあったレストランで、
(今は別のお店にかわってしまった)
友達が注文したそば粉のガレットを一口横から
もらったのが唯一の経験です。
こんなの見ちゃうと、食べたくなりますー♪
それに、アルティジャーニがとっても気になります!!
[ 2009/09/30 13:19 ] [ 編集 ]
mari 様
お訪ね、ありがとうございますね。
PingPong.
うーん、とそうですね。mariさんがお暮らしになっているチェンマイからですと、バンコク経由でパリ、そこからナントかなー。バンコクからパリが約13時間でした。日本より近いのに時間は代かわりません、なんでだろう。なので正解、拙宅にお越しのほうが近いです。

ブルターニュのバターは質がよろしのこと。ゲランドの塩を練り込んだものをクレープや料理にに使います。パリ市内でもでも、朝市があるときに、篭詰めの新鮮バターを売っていました。
ブルターニュから遠いけど、ニースの朝市でSOCCA(ソッカ)というひよこ豆のクレープを食べたことがあります。味は蕎麦に軍配ですが。機会がありましたら是非。
食物の話はつきませんんね、またチェンマイか日本でご飯をいたしましょう。 
多謝 Ajinci

[ 2009/09/29 18:31 ] [ 編集 ]
ブルターニュいる友達を訪ねてクリスマスに遊びに行ったことがありますが、朝からクレープでした。
近くの農場でできたての新鮮なバターをわけてもらって、それをつけていっぱい食べました。
Ajinciさんのを読んでいたらそんなことを思い出し、フランスに飛んで行きたくなりました。
あ、Ajinciさんのお宅のほうが近いですね! 飛んで行きます。
[ 2009/09/29 17:44 ] [ 編集 ]
N.kojima 様
お訪ねありがとうございます。

「秋刀魚のガレット」これは傑作です。
あちこちで、アレコレと秋刀魚のガレットを供していますが、ご近所「アルティジャーニ」のは
日本人の胃の腑に訴えてきます。お代わりして食べちゃいます。

酒、私見ですが、スピリッツより醸造酒がいいと思います。葡萄酒以外では簡単に「麦酒」とか日本酒でも酸味系なら、ピタリです。

欧州の歴史、時間において宗教、十字軍の関わりをはぶくことなんて、無い、のじゃないのかしら。地中海を学ぶと、エルサレムに何故聖地の複合があるのかが、わかるかも。

ままっ、蕎麦、たぐるばかりでなく、巻いて、ちぎって、混ぜて食べて見ませんか。

多謝  Ajinci


[ 2009/09/29 14:42 ] [ 編集 ]
秋刀魚のガレット@@
定番な言い方しか出来なくて残念ですが、美味そうです。
あえて蕎麦焼酎でも合いますでしょうか?

考えてみれば、色々な食べ方が出来るんですねー。
改めてそう思いました。

「サラセン人(アラブ系民族)の麦」の由来なんですね
全く知りませんでした。

アルファロメオのエンブレム
十字軍とサラセン人の歴史を語っていると聴いた事が有り
日本のイタリアンで秋刀魚のガレットという響きに
長い歴史が感じられます。

勉強になります^^
[ 2009/09/29 13:58 ] [ 編集 ]

M.O~さま

素材本来のオイシサと共に、元気をいただく。
そして、"楽しい"を分かち合える時間が、さらなる元気をくれるものですね。
「本音」で「気持ちよく」!語り合えるお付き合い、これからも願ってます。
(M.O~さんの受け売り!? 心に強く残ってます )

by Balleta

先日は遠いところまでお越しいただきありがとうございました。サンマのガレットは、「アルティジャーニ」の秋の定番です。少し、冷した赤葡萄酒は、お昼ご飯にいよくいただきます。

蕎麦粉は、お湯で、ひたすらかき混ぜる、と「蕎麦がき」になり、便利です。

また是非、お越しください。   多謝  Ajinci



[ 2009/09/29 13:26 ] [ 編集 ]
Ajinciさま、Balletaさま こんばんは

先週の楽しいひとときが「秋刀魚のガレット」の写真でよみがえってきました。「少し冷やした赤」も昼間の酒にもかかわらずごくごく気持ちよく頂きましたし^^

読めば読むほど「ガレット」は素材の味が生きる正直
モノに思えてきますね。
[ 2009/09/28 22:54 ] [ 編集 ]
三平様
NA(n)DJAか難つかしい、お言葉に始まるお訪ねをいただき、なんじゃかわりません。

えーっ、ははっ、ブルトン、ブルターニュ人説承りました。
真説かも。お隣のノルマンディー出身と聞きますが、なにせシュールの親玉。
お隣なんて概念、これっぽちも無い、と思いますので。

多謝 Ajinci +竹鶴(雄町 酸味系好き)
[ 2009/09/28 22:46 ] [ 編集 ]
ブルトンってブルターニュ人って意味だったんですね。
ってことは、かのアンドレ・ブルトンはブルターニュ出身?
[ 2009/09/28 22:18 ] [ 編集 ]
関様
「嬉ぴー」、って不謹慎発言?。

更新にまでお気遣いいただけるなんて、ありがとうございます。
まして、広島県の竹原まで御出ばりのうえ、「竹鶴」の「呑みきり会」に参加していたというのに。竹鶴で、蕎麦ってきたら、もうたまりませんね。どうかツルリ以外にも新蕎麦でクルリもやってみてくださいまし。ルチンで酒疲れをお癒しくださいませ。 多謝 Ajinci

[ 2009/09/28 21:30 ] [ 編集 ]
更新おつかれさまです。
まあ、、、、なんとおいしそうなお蕎麦!!いや、ガレット(笑)
私もそば粉で挑戦してみたくなりました。あまったお蕎麦でチャレンジしたら報告しますね(^^)
とはいえど、新蕎麦になったおかげで薫り高いお蕎麦はそのままちゅるっとたべたいとこですが、、、、。

私は飲みすぎてつかれましたが、ガレットみたら明日からまたがんばる元気いや、食欲がでてきましたーーー
[ 2009/09/28 21:09 ] [ 編集 ]
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食べているか言ってみたまえ。
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