パン食い狂騒? お気楽、味のほどしらず。

朝昼晩、違う国の料理を食べている摩訶不思議、日本、日本人。

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パン食い狂騒?

お気楽_VIRONお気楽_尊鉢 「摩訶不思議日本、日本人」。「世界各国の料理が毎日当たり前のように並ぶ食卓」をはじめ、TVCMでお馴染みの、「熟成、完熟、芳醇」の冠をつけた「食パン」も、そのひとつ。

 

気にされずに使われているものの、「食べるパンだから、食パン?」。イギリスパンやフランスパンも、それぞれ国名の後に「の」が入ればわかるけど、なんだかな~。ま、別にどうでもいいといえば、それまでだけど。

 

 

 「パン、これがパンぜよ(ナゼか、龍馬式土佐弁)」を、初めて知ったのは、40年近く前。場所は、ベルギーのブリュッセル・ミディ駅前。近郊の農家が、自慢の品物を並べる青空市の一軒、「田舎パン=パンドカンパーニュ」を売りにするパン屋でのこと。「食べてみな」。その一片は、言うなれば�ガラパゴス化島国�パンしか知らない日本人にとって、文明開化そのもの。香り、歯ごたえ、酸味の立ち上がりから、ほのかな甘みに包まれていた。しかも焼いてから、2~3日から一週間程が 食べ頃という。ブリューゲルの絵や映画で見る、卓上に置かれた塊パンの情景が甦る。「な~るほど、こ~ゆ~パンは、日持ちするんだ」。以来、「真白き、柔らかき」をモットーにする「食べるパン」には、食指が動かない。

ブルスケッタに出くわす。

お気楽_オリーブオイル黒ラベル 適当な厚さに切ったパンを、オーブンまたはコンロの火にかけ、焼けた面のザラザラに、ニンニクをこすりつける=パンのおろし器(?)。そして、これにオリーブオイルをたらす。上等&フレッシュなら、たっぷりかけるといい。田舎パンが手に入ると、葡萄酒で有名な伊・キャンティにある、オリーブ農園主に教わった方法でいただいている。簡単・ご機嫌ブルスケッタの出来上がりだ。件の農園主は、塩を少し振っていたが、トスカーナのパン「パーネ・トスカーノ」は、塩を使っていないせいだろう。

愛用しているのは、北イタリア・リグーリア州の「OLIO ROI社」の「オリーブオイル黒ラベル」。これは、圧力をかけずにオリーブを絞るらしく、軽く爽やかな風味がある。通常の田舎パンには、塩分が含まれるので、塩は振らない。

「パンドカンパーニュ」といえば、欠かせない人物がいる。「リオネル・ポアラーヌ」。パリのシェルシュ・ミディ通りにある、超のつく有名パン屋さんのご主人だ。その存在なしには、今日の田舎パンの隆盛はなかっただろうと言われる。しかし、彼の偉業はそれだけではない。2002年10月31日、自ら操縦するヘリコプターが墜落し、帰らぬ人となってしまったのだが、ある一通のメモを残していた。

 

それは、キリスト教の七つの大罪に含まれる「美食の放免」について。それを知った娘アポロニアと友人知人が意志を引き継ぎ、時のローマ法王ヨハネ・パウロ2世に謁見するという、大事に発展したというから、驚きだ。「なんでそんなことになったの?」については、子細をまとめた本「拝啓法王さま食道楽を七つの大罪から放免ください。」を是非。パンの蘊蓄に留まらず、そうそうたる人物の寄稿文から「食べる行為=グルマンディーズ」の全容に触れることもできる。 

アメリーゴ 田舎パン以外にも、無性に食べたくなるパンがある。ボローニャ郊外サヴィーニョ村のトラットリア「Amerigo(アメリーゴ)」にある、俗称「貧乏人のパン」。小さなジャガイモほどのパンをほおばると、口中はおろか胃の腑まで、その風味 が駆け抜ける代物、遠回りせず、直行に値する事、保証。


ちなみに、TOP写真右のパンは、「贔屓の京都の酒亭」で、隣り合った燗酒好き氏の一品。酒談義をしているうち、パン作りのプロフェッショナルなのを知り、酔いのついでに「少し酸味の効いた田舎パンなど、こさえてはくれたら~?」の、図々しいおねだりに「ようがす」と作ってくれたもの。ニンニク、火入れ無し。葡萄酒、いや日本酒にもピッタリの結構なパン。数日、一週間後でも美味しくいいただけたのは言うまでもない。パンの供は、やはり「黒ラベル」を。この場をかりて、ご馳走さま~。

marvelous-days 様

お訪ねありがとうございます。
酒亭での臨席話が、具体に、なんてなかなかねーもん、だ。
でもね、ボアラと置かれてしまいましたね。で、風味、口
の応え、すべからく、よろしゅうございました。
酒も進むってもんです。

ボローニャ郊外、Savigno村のAmerigoに是非お出かけください。
貴女様のお持ちしたノートでは書ききれない、食べる話が溢れ
ています。

店主のアルベルトは、「なにも特別なことはしていない、昔か
らのマンマの味をまもり、それを伝えようとおもったら、こう
なったんだ」と。彼の店を訪ねるお客達がまたよろしい。
アクセスの不便が楽しきになる「いただきます」の食卓があり
ます。満足完全保証。  多謝 Ajinci




[ 2010/04/13 11:00 ] [ 編集 ]
食べた~い!あの酒亭でのように,またわがままを言ってしまいました.それほどパンは好き.

パンの巨匠,さすがでしたね~.「水の配合率…」と言っていらっしゃった意味が数日経って「このことだったのね~」という感じでわかりました.数日たっても風味としっとり感が保たれたパン.また食べた~い!(とまたわがままをすみません)

あの後,ライブレッドの本を2冊ほど仕入れました.
この春からの秘かな楽しみに…こっそり修行いたします.難しそう…
[ 2010/04/12 23:44 ] [ 編集 ]
うーたん様

お訪ねありがとうございます。
いやしかし、バンコクの不穏、のっぴきならぬ様相でございます。
どうか、お気をつけてくださいまし。和国の為体よりは活気と
いったら、語弊がありますが。

酸系の酵母、また酸味が持ち味のライ。「ライ麦パンでつかまえて」
の作家も天空に召されました。合掌。
ライは育てやすく、放っておいてもいいので、痩せている土地でも
良いんだそうです。どうも今様和人は、贅沢なのか味覚障害なのか
「柔かーいいっ」イコウル美味しいの輩の横行が目立ちます。
ああいやだイヤダ。

マタイ伝ですね。パンと葡萄酒、つなぎ役はオリーブ。
きっと信者じゃなくても生きて行ける(行けそう)。
多謝 Ajinci

[ 2010/04/11 12:45 ] [ 編集 ]
むかーし昔、紀伊国屋のサンフランシスコサワーブレッドなるものを初めて食べたときの感動を思い出しました。
噛みしめて広がる酸味にこれもパンですか?な驚き。

田舎パンとオリーブオイルとワイン。
なんだかこれで生きていけると思える組み合せですね。
[ 2010/04/11 10:35 ] [ 編集 ]
mari様

お訪ねありがとうございます。
チェンマイは、一年で一番暑い時期ですね。
モーターサイクルにまたがるとお尻を焼く
ほどの熱さが懐かしい。

お尻はお天道様のお力で焼けても、パンは
ねーっ。仏蘭西や伊太利亜のアチコチで出
会う(これは、を探す)ものがやはり、性
に合っている=怠け者。

「チェンマイの皆さーんんっ」と呼びかけ
る状況になく、それこそお尻に火がついて
いる状態でございます。焼けッパチをいさ
めるに、必死の図。

でもチェンマイで皆様にお会いしたいです。
多謝 Ajinci


[ 2010/04/10 09:01 ] [ 編集 ]
梨子様

お訪ね、ありがとうございます。

記事記載しましたように、ただ柔らかく、真っ白のいう
ところの「食パン」はどうも、でございます。
酒房でいただいた、かの酸味一体パンはすばらしい風味
でございました。パン職人S氏の実力確かを知りました。

オイルのラベルには「CARTE NOIRE 黒いカード」と書か
れています。希少なタッジャスカ種のオリーブで作ってい
るそうな、是非お試しください。かろやかな甘露、好好。

多謝 Ajinci
[ 2010/04/10 08:49 ] [ 編集 ]
Ajinciさんの焼いたパンかと思い、次はチェンマイでパン!と期待しちゃいました。
この頃「チェンマイのみなさ~ん!」が来ないので心配していましたが、元気そうで安心しました。
チェンマイは40度を超え、暑くてとろけています。
[ 2010/04/10 01:15 ] [ 編集 ]
こんにちは。
本当に美味しかったですね。アノパン。
もう一度食したいけど、食べられない、幻のパンになってしまいました。

青空市のカンパーニュ、私もほおばってみたいです。
オリーブオイルも気になる!「黒ラベル」という名前にそそられます。
[ 2010/04/09 21:57 ] [ 編集 ]
N.kojima 様
いつもお訪ねありがとうございます。

ハイジの描かれた背景、それ以前から、あちゃらのお国では
ああいった無骨だが、体に効く麦系の食物を糧にしていたん
だと思います。放っておいても育つ、ライ麦が多く使われた
と、聞いた覚えがあるような。

また、どうしても、宗教、教会という社会規範の仕組みが基
にある文化なので、大きくも小さくも、その仕組み、枠はか
せられている、というように思えます。

神の言葉に「人はパンのみに生きるにあらず」と新約聖書マ
タイ伝でさとしています。ほんに生きるってのは「ややこし
い」ことですね。

中華もそうですが、炎を操るってのがパン職人の腕。
旨いパンは、臓腑、心をやさしく包みます。

感謝を Ajinci

[ 2010/04/03 03:34 ] [ 編集 ]
鍵コメ様

お訪ね、とお尋ねありがとうございます。

フランスパンという名のパン。イギリスパンという名のパンとは
どういうパンを云うのでしょうか。ご当地EU圏でそういった名の
パンを見たことはありませんし、レストランにおいても見あたり
ません。
バケッ(ト)。マフィンなどちゃんとそれぞれに名前があります。
「日本パン」というパンはどういうパンなの、をご想像いただく
と、わかりやすいかもしれませんが。
ま、記事にうたいましたように、どうでもいいことなのかもしれ
ませんが、「食パン」なんてパンの呼び方も同様に、変?と個人
的には思っております。天の邪鬼なんでせう。

多謝 Ajinci

[ 2010/04/03 03:20 ] [ 編集 ]
おそらく、美味くないもの(作り手への感謝の意)を軽視することや、食べ物への感謝と自然の恵みへの畏怖。こうした物を心に持っていれば、美食は無罪放免なのではないでしょうかね?
パンと言えば、話がそれるかもしれませんが
アニメのハイジとか母を訪ねて3千里などで、食べられる「あのパン」は
子供心になんておしそうなパンと思ってみていました(笑)
失礼かもですが、なんというか、似てますね、画像のパン。^^

パン屋で焼き手のバイトしたことありますが
ホイロの状態、釜の温度などは、奥深かったです。
親方とやっぱり仕上がり違うんですよねー。
[ 2010/04/03 01:15 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2010/04/02 21:38 ] [ 編集 ]
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食べているか言ってみたまえ。
君がどんな人であるかを
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